書籍

実践地表地質踏査法-わたしの歩き方教えます-

講座名 実践地表地質踏査法-わたしの歩き方教えます-
著者 横山俊治(高知大学名誉教授)
掲載号
  • Vol.42,No.2(124号)2015年
  • Vol.42,No.3(125号)2015年
  • Vol.42,No.3(125号)2015年
概要  地表地質踏査の方法論として、124号では著者の経験に基づく実践的な踏査法や着目点、125号では転石を使った地質の追跡方法や地質図の作成方法について述べている。126号では地質構造規制の実態が地質図に良く現れ、地すべり地における地質図作成の重要性が理解しやすい付加体地域の地すべり地の地質図の作成事例について紹介している。
キーワード 地形図、地質図、ルートマップ、岩相分布図、転石法、周辺視、露頭、植生
目次

はじめに

第一章 地表地質踏査法はどういう技術なのか

  1. 地表地質踏査法は総合的技術である
  2. 地表地質踏査法は総合化技術である
  3. 地質図の精度はどのように判定するか?
  4. 地質図は現場でつくるもの
  5. 地質図がつくれないものに地質図は読めない
  6. 地質図は思想図か?

第二章 安全かつ楽に地質図をつくる歩き方

  1. 楽をして,成果を上げる歩き方
  2. 安全な歩き方,教えます

第三章 現場での岩石の肉眼鑑定

  1. 石のたたき方で実力が分かる
  2. 岩石の肉眼鑑定の手がかり:岩盤としての性質と微地形に着目

第四章 自然をみる目

  1. 周辺視という“みかた”と気づき
  2. 観察という“みかた”

第五章 上手になろう,転石のあつかい方

  1. 転石から基岩の地質を推定する
  2. 転石を使って地層を追跡する

第六章 ルートマップから地質図作成へ-わたしの技法を伝授します-

  1. 岩相境界の走向・傾斜はどのようにして求めるか?
  2. 地質図の精度はどのように評価するか?精度を上げるには?
  3. 岩相境界のトレースはどのように推定していくか?
  4. 岩相分布図は何を意味しているか?
  5. 岩相分布図から地質図を作成するにはどうすればよいか?
  6. 既往の地質構造モデル-フラット・ランプ・フラット構造-を適用した例
  7. 山地-平地境界逆断層において新しい地質構造モデルを構築した例

第七章 地すべり地には地質図がない!

  1. なぜ,地すべり地に地質図がないのか
  2. 地すべり地の地質図作成,その手立てはあるか

第八章 付加体地域で地すべり地の地質図を作成する

  1. 付加体の地質は地すべりをどのように規制するか
  2. 谷ノ内地すべりの地質図をつくってみる
  3. 地すべり地形分布図から見えてくる四国山地の地質図の課題
  4. あとがき
代表図
図15 露頭情報のみを図示したルートマップの例(2)

図15 露頭情報のみを図示した
ルートマップの例(2)

図16 露頭情報に転石情報を加えて図示したルートマップの例(2)

図16 露頭情報に転石情報を加えて図示したルートマップの例(2)

図17 図16 のルートマップを基に,A岩とB岩の岩相境界点を結んだ図

図17 図16 のルートマップを基に,
A岩とB岩の岩相境界点を結んだ図

図18 図17のルートマップを基に,A岩とB岩に加え,B岩とC岩,A岩とC岩の岩相境界点を結んだ図

図18 図17のルートマップを基に,A岩とB岩に加え,B岩とC岩,A岩とC岩の岩相境界点を結んだ図

図19 図18に,踏査不足の場所の岩相境界線を破線で書き加えた図

図19 図18に,踏査不足の場所の岩相境界線を破線で書き加えた図

図20 図19を基に作成した岩相分布図

図20 図19を基に作成した岩相分布図

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