書籍

平成23年9月台風12号により発生した大規模土砂災害初動対応の記録

著者 徳永 博(日本工営(株) 大阪支店)
掲載号
  • Vol.42,No.1(123号) 2015年
概要 平成23年9月台風12号により、紀伊半島南部では深層崩壊や河道閉塞(天然ダム)などの大規模土砂災害が多数発生した。
本講座では、国土交通省から災害協定に基づく支援要請を受けて、大規模な河道閉塞が生じた5箇所(赤谷・長殿・栗平・北股・熊野)において緊急的に実施した、現地踏査、監視機器設置とシステム構築などの初動対応の内容が解説されている。
キーワード 大規模土砂災害、深層崩壊、河道閉塞(天然ダム)、監視システム
目次
  1. はじめに
  2. 災害協定に基づく支援要請を受けて
  3. アクセスルートの開拓
  4. 避難判断監視機器設置・システム構築
  5. 初動対応を振り返って
  6. おわりに
代表図

図1.1 大規模土砂災害同時多発時の対応フォロー

図3.3 十勝川を野猿で渡河する。/図3.6 河床標高390m地点から尾根伝いに赤谷地区頭部の標高1,050mへアクセス。上りより下りが膝への負担が大きく、大変であった。

図4.2 長殿地区に設置した土石流センサ。立木を利用してセンサを固定。/図4.4 赤谷地区水位計データ伝送部。

表5.1 大規模河道閉塞調査時等にあると便利な装備

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