書籍

時間差測量による地下すべり面の推定解析法

著者 吉澤 孝和(信州大学名誉教授)
掲載号
  • その1-Vol.28,No.2(83号)2001年
  • その2-Vol.28,No.3(84号)2002年
  • その3-Vol.29,No.1(85号)2002年
概要  この解析法は、地すべり地における測量データを解析して、すべり面のおおよその形状と深度を推定するものである。解析に用いる地表変位には、測量誤差に対して十分な移動量があれば、トータルステーション測量のほかGPS測量や空中写真測量など、種々の測量データを用いることができる。解析法は、すべり面を断面図上に投影した二次元解析と、三次元的に解析する方法に大別され、講座では考案された各種の方法が紹介されている。解析例では、本解析法によるすべり面とボーリング調査結果に基づくすべり面との比較が解説されており、良好な解析結果を得るための留意点も示されている。
キーワード 時間差測量、地表変位、すべり面、三次元解析
目次
  1. はじめに
  2. 地すべり地における地表変位追跡測量
  3. 円弧すべり面の推定解析(法線交点法)
  4. 円弧すべり面の推定解析(最小二乗法)
  5. 複合円弧連結法によるすべり面の推定
  6. 多項式法による地下すべり面の推定
  7. 多角形法による地下すべり面の推定
  8. 三次元すべり面形状の推定解析法の概要
  9. 三次元解析における基礎事項と解析手順
  10. 解析例と考察
  11. おわりに
代表図

表1.1 時間差測量による地下すべり面解析法ほか

図7.2 多角形方の適用例と比較ほか

図10.5 推定地下すべり面の等高線図ほか

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