長坂地区地すべり
画像をクリックすると、拡大画像が表示されます
「斜面防災技術」Vol.49,No.2に加筆
長坂地区地すべり位置図
「斜面防災技術」掲載号:Vol.49,No.2(2022年8月、通巻145号)
地すべりの概要
1.地すべりの概要
長坂地区の対象となる地すべりブロックは、全17ブロックで、ほとんどのブロックは流れ盤構造をなす斜面に形成されている。
当地区は昭和47年に地すべり防止区域(建設省所管、92.6ha)に指定され、昭和48年から地すべり対策工事が順次実施されている。
2.地形・地質概要
- 地形
- 長坂地区は、能登半島基部、富山県氷見市北西部の標高100~ 200mの丘陵地に位置する。
- 地質
- 地質は新第三紀層の砂岩、泥岩、凝灰岩より成り、地層は南東方向へ傾斜している。
3.地すべり状況
地すべり対策工の施工により、現在、全17ブロックの内、6ブロックが計画安全率に達している。このうち、4ブロックは抑止工(抑止杭工、グラウンドアンカー工)が採用されており、地下水排除工のみで計画安全率に達したブロックは2ブロックのみとなっている。
4.対策工
-
- 横ボーリング工
- 集水井工
- グラウンドアンカー工
- 抑止杭工
地すべりの特徴
画像をクリックすると、拡大画像が表示されます
対策工平面図
写真3.1 ライナープレートの腐食状況
|
写真3.2 補強リングの腐食状況
|
写真3.3 バーチカルスティフナーの腐食状況
|
写真3.4 補修のために新設した小径の集水井内部
|
対策工施工状況 |