口絵写真および地すべり概要 八幡地すべり(林野庁所管)
 
 
 

       (提供:新潟県上越地域振興局、平成224月18日撮影)

2010417日夜、新潟県妙高市上平丸地内の蛇香沢左岸斜面で幅約150m、長さ約350mの地すべりが発生した。地すべりは林野庁所管の八幡(やはた)地すべり防止区域にあたり、冠頭部の一部は、隣接する国土交通省所管の花立地区にまで及んでいる。

上平丸地区は過去から地すべりが繰り返し発生しており、新潟県による治山事業は昭和11年から始まっている。今冬は例年並みの積雪があり、融雪が一気に進んだことによって周辺各地で地すべりが発生している。

写真は斜め上空から望む地すべりブロックで、写真中央のやや上方に滑落崖が形成され、地すべり移動土塊は下方に押し出して市道を寸断し、末端部は蛇香沢の谷止工に達した。

この他,地すべり地の地形・地質や災害の状況等に関する詳細は「斜面防災技術Vol.37,No.1,口絵写真」に掲載されていますのでご参照下さい。