林野庁所管 峰地すべり | 佐賀県 |
|
地すべりの概要 1.地すべりの概要 峰地区は長崎県との県境に近い、佐賀県北西部の伊万里市山城町に位置し、北松型地すべりが発達する西部丘陵の一角にある。古くから地すべり対策事業が進められていた経緯があり、近年では平成11年より事業が再開され、現在も継続されている。 昭和51〜58年には峰地区西方のB-1ブロックで調査が実施され、集水井工2基が施工された。再開された平成11年以降は、Aブロック、A-1ブロック、A-2ブロックおよびB-1ブロックを対象に、調査・工事が進められている。現在地すべり変動が確認されていないBブロックは対策対象から除外されている。 2.地形概要 調査地周辺の地形は以下の3つに区分できる。
3.地質概要 峰地区周辺の地質は、第三系佐世保層群の堆積岩類とそれを覆う松浦玄武岩(玄武岩および凝灰角礫岩)に二分される。前者は標高200m付近より下方の緩斜面に分布し、後者は標高200m以上の急斜面を形成している。峰地区は標高300m付近に位置し、松浦玄武岩類の分布域にあたる。 4.地すべり機構 [素因]
降雨時の地下水供給を発端とする間隙水圧の上昇。 5.対策工 本地区の地すべりの特徴は、
|
地すべりの特徴 峰地区周辺の地質図 断面図 対策工一覧表 |