国土交通省 所轄 追久保地すべり | 宮城県 |
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地すべりの概要 1. 地すべりの概要 平成19年7月15日から16日にかけて,本州の南沿岸部を東北東に移動した台風4号の影響 により,市道小久保平原線や農地・農道,保安林を含む斜面において,幅約200m,長さ約 300mの大規模な地すべりが発生し,周辺の3地区14世帯35人が一時孤立するなど,住民生活 に多大な影響をおよぼした。 2.地形・地質概要 地すべり発生斜面は,西南に頂上をもつ鎌倉山が過去に山体崩壊を起こした崩壊地末端部 の一部で,平均勾配25°程度の緩斜面を成す。地質は砂岩泥岩互層を基盤としてその上部 に軽石凝灰岩が載っており,北側に緩く傾斜した流れ盤構造を呈している。 3.素因・誘因 (1)素因:砂岩泥岩互層の基盤岩と軽石凝灰岩の流れ盤構造,蝦夷倉川により侵食された末 端地形,流れ盤構造 (2)誘因:台風4号の連続雨量200mm及び地下水位の上昇,融雪水 4.対策工 押え盛土工,頭部排土工,集水井工,流路工,明暗渠工 |
地すべりの特徴 地すべり被害状況 変状前の平面図 変状後の平面図 地すべり断面図 |