国土交通省所管 柳原(やなばる)地すべり | 福岡県 |
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地すべりの概要 1.地すべりの概要 柳原(やなばる)地すべりは、久留米市から南東約30kmの八女市星野村内を流れる矢部川水系星野川の左岸側に位置する。平成 24年7月の九州北部豪雨により斜面長300m、幅230m、深さ25〜30mの地すべりが発生して河道閉塞を生じ、星野川に水深5m程度の堰き止め湖が形成された。 2.地形・地質概要 地すべりブロックは、標高200〜400mの平均勾配15°程度の集水地形を呈する緩斜面において、斜面中腹を頭部、星野川を末端とする。 地質は、中〜古生代の三郡変成岩類が分布し、主に泥質片岩・砂質片岩・緑色片岩(塩基性片岩)から構成される。これらは多くの片理が発達し、かつ褶曲作用を受けて、多くの断層破砕帯などが存在するため地すべりが発生しやすい。 3.誘因と素因 (1)素因:変成作用や褶曲作用を受けた脆弱な地質構造と豊富な地下水環境。 (2)誘因:連続416mm・時間最大96mmに及ぶ豪雨の流入による間隙水圧の上昇。 4.対策工 地すべり斜面の安定確保と河道閉塞の解消を目的に、国の直轄砂防事業として対策が実施された。
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地すべりの特徴 |