農村振興局所管 小島(こじま)地すべり | 愛媛県 |
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地すべりの概要 1. 地すべり地の概要 小島地区は愛媛県西部の佐田岬半島中央付近の伊方町小島(旧瀬戸町)に位置する急傾斜地域で、昭和60 年代から地すべり活動が見られたため、平成元年3 月29 日に農村振興局所管の地すべり防止区域に指定を受け1 期対策工事を実施した(H 元〜 H11)。指定区域は面積が23.6 ha で農地と山林が大部分を占め、下流部海岸線から中腹部には家屋が点在している。近年道路の山留ブロックに連続したクラックや路側部のはらみ出し等の地すべり変状が見られたことから、2 期対策工事(H23 〜 R3)を実施している。 2. 地形・地質概要 当地区は伊予灘に面した北向き斜面で、見晴山(標高395.3 m)から北西に向って椀状にへこんだ地形の斜面裾部(標高0 〜 150 m 程度)に位置しており、背後地を含むと広大な集水地形をなしている。基盤岩として三波川帯の緑色片岩および赤鉄石英片岩(珪質片岩)が主に分布しており、これらの岩盤には佐田岬半島に平行な東西性の走向で南側に緩く傾斜する片理面が発達している。 3. 誘因と素因 素因
4. 対策工
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地すべりの特徴 地すべり平面図(Bブロック) 地すべり断面図(Bブロック) |