都道府県名 | 静岡県 | 面積 | 7,777km2 | 人口 | 375万人 | ||||||||||||||||
地形 |
静岡県の地形は、南側では遠州灘、駿河湾、相模湾に沿った約500kmの海岸線を有している。このうち、西部地域には東西約70kmに及ぶ砂丘海岸である遠州灘があり、また中部地域には日本で最も深い湾として知られ、最深部で水深2,500mに及ぶ駿河湾がある。さらに、東部伊豆半島地域は複雑な海岸線を呈し、沿岸域はほとんど断崖で平野が少ないことが特徴的である。 |
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地質 |
静岡県の地質構造は、日本列島の縮図と言われるほど複雑かつ多様であり、列島を代表する地質のほとんどが分布する。県中央部には南北に糸魚川―静岡構造線が縦断し、さらに県北西部には中央構造線が北東-南西方向に横断している。 |
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気象 |
静岡県は遠州灘の沖合から伊豆半島にかけて暖流である黒潮が流れ、駿河湾内にも一部流入していることから、年平均気温は16℃と温暖な気候に恵まれている。 |
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その他特徴 | |||||||||||||||||||||
地すべり分布と特徴 |
地すべりの分布形態としては、中央構造線や笹山構造線等の大規模構造線に沿った浜松市北部や静岡市北部では岩盤破砕を素因とする「破砕帯地すべり」、その南側の静岡市清水区の薩た峠や島田市、牧之原市の牧之原台地周辺では、風化した泥岩や凝灰岩をすべり面とする「第三紀層地すべり」、伊豆半島南部の南伊豆町や東伊豆町では火山活動に伴う温泉作用による「火山性地すべり」に分類される。 |
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対策事業の実施状況 |
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掲載号(「斜面防災技術」に紹介された地すべり地) | ・Vol.15,No.2(1988年11月,通巻44号) 中野田地区すべり、松島東地区地すべり、伊浜西地区地すべり(農村振興局所管) ・Vol.22,No.3(1996年3月,通巻66号) 由比地すべり、福用地すべり(林野庁所管) ・Vol.25,No.1(1998年7月,通巻73号) 西倉沢地すべり、口坂本地すべり、中羽根地すべり(国交省所管) ・Vol.36,No.3(2010年3月,通巻108号) 日坂地すべり、戸倉地すべり(農村振興局所管) ・Vol.43,No.3(2016年12月,通巻128号) 代古根地すべり、御林北地すべり(林野庁) ・Vol.45,No.3(2018年12月,通巻134号) 白井沢地すべり、伊太地すべり(農村振興局所管)) |