都道府県名 |
静岡県 |
面積 |
7,779 km2 |
人口 |
377万人 |
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地形 |
・これらの山地から流れる主要河川は、高所から急峻な地勢を縫うように流下し、大量の土砂を運び太平洋に注ぐ。 ・海岸線は、東部の伊豆半島では断崖を形成し湾の出入りが激しいが、沼津より西部では遠州灘に沿った砂丘が発達している。 ・急峻な地形と多くの構造線などの影響により、安倍川上流の崩れや中央構造線沿いに青崩れなどの大規模な斜面崩壊が見られる。 |
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地質 |
・県中央部を南北に走る糸魚川−静岡構造線(フォッサマグナ)によって、西南日本弧と東北日本弧に二分され、さらに西南日本弧は県北西部を北北東−南西方向に走る中央構造線によって西南日本外帯と西南日本内帯に二分される。 ・糸魚川−静岡構造線以西には、西より領家帯、三波川帯の両変成帯、中古生代の秩父帯、白亜紀〜古第三紀の四万十帯が分布する。 ・糸魚川−静岡構造線以東は、新第三紀〜第四紀の火山岩類が分布する。 |
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気象 |
・全般に温暖で、年平均気温は約13〜16℃。 ・年降水量は、平地で約2,000mm、安倍川中上流部、大井川中流部、天城山付近では約3,000mmとやや多い。 |
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その他特徴 |
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・地すべりの分布は、伊豆半島から愛知県境付近まで広範囲に分布している。 ・地すべりの形態は、糸魚川-静岡構造線を境に東西で異なる。 ・東側では新第三紀、第四紀が分布し、断層や温泉作用に起因した地すべりが分布する。 ・西側では、西から領家帯、三波川帯の変成岩類、中古生代の秩父帯、白亜紀〜古第三紀の四万十帯が分布し、中央構造線、赤石裂線、笹山構造線に沿った破砕作用の影響を受けた地すべりが多く分布する。 |
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対策事業の実施状況 |
H21.3.31現在 |
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掲載号(「地すべり技術」に紹介された地すべり地) |
由比地すべり、福用地すべり(林野庁所管) Vol.25,No.1(1998年7月,通巻73号) 西倉沢地すべり、口坂本地すべり、中羽根地すべり(国交省所管) Vol.36,No.3(2010年3月,通巻108号) 日坂地すべり、戸倉地すべり(農村振興局所管) |