3.施工上の留意点
吹付工の施工管理は以下の項目について確認することが一般的である。
・ 吹き付け厚
・ 吹付材料の配合
・ 補強金網の重なり、端部の処理
・ アンカーピン、補助アンカーピンの規格、本数
・ 水抜孔の頻度や位置 等
また、吹き付け施工するにあたり、以下の事項について留意する必要がある。
@ のり面の清掃
斜面と吹き付け材料が密着するように、草根、切り株や浮石を入念に取り除く。また清掃時にこれらが落下して事故とならないように配慮する。
A 湧水処理
湧水箇所はドレンマットで養生するとともに水抜きパイプを設ける。水抜きパイプは〜4m2を目安に設置する。
B
モルタル吹付やコンクリート吹付は急速な乾燥や凍結に対して弱いので、強風時や降雨時および低温時には施工しない。
〈参考文献〉
1) のり面緑化技術 −厚層基材吹付工−:日本法面緑化技術協会編,平成17年3月,(株)山海堂
2)最新 斜面・土留め技術総覧:最新斜面・土留め技術総覧編集委員会編,1991<年年8月
(株)産業技術サービスセンター
3) 新・斜面崩壊防止工事の設計と実例 −急傾斜地崩壊防止工事技術指針−:国土交通省河川局砂防部監修,平成19年9月,(社)全国治水砂防協会
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