都道府県名

京都府

面積

4,613km

人口

262万人

地  形

・北部の丹後半島若狭湾で日本海に面する。

・北部に丹後山地福知山盆地、中央部に丹波高地亀岡盆地、南部に京都盆地があり、標高1,000m以下の低山地帯を形成している。

・京都府の面積の75%以上が山地・丘陵地である。

地  質

京都府の地質図を別図に示す。

・京都府は、北は日本海に面し、南は奈良県境まで北西一南東方向に長いため、第三紀層北丹層群、中古生層舞鶴帯、中古生層丹波帯等の多様な地質区分が存在する。

気  象

・京都府は中緯度温帯湿潤帯に位置し、日本海岸域では冬期の多雨・多雪、京都市付近は瀬戸内気候の影響で少雨、丹波地区は寒暖の激しい内陸気候の特徴を示す。

・年間降水量は1,600mm前後である。

その他特徴

地すべり分布と特徴

・現在までに京都府内の危険箇所数は86箇所あり、その分布の多く(約8割)は府北部に集中している。

・京都府北部、丹後半島における危険箇所は、層理面、節理面ですべる比較的明瞭な地すべり地形が存在する京都府北部(丹後半島を除く)〜中部の危険箇所は、崩壊性の小さなブロックが形成されやすい。

・京都府南部の危険箇所は、熱変成作用の影響により岩盤の風化が進んでいる等の特徴がある。

・近年、地すべり移動量が大きい箇所は確認されていないが、平成18年度、梅雨前線豪雨により発生した間人地すべりのように、潜在的な危険性をもつ箇所はあると思われる。

対策事業の実施状況

所管区分

区域数

区域面積(ha)

2006331日現在の府の地すべり防止区域は左表の通りである。

地すべり年表を別表に示す。

国土交通省

21

332.26

農村振興局

3

46.88

林野庁

5

186.32

29

565.46

掲載号(斜面防災技術に紹介されている地すべり)

なし

出典:地すべり対策 半世紀の道程(全国治水砂防協会)、京都の砂防(京都府)、

砂防便覧(全国治水砂防協会)