都道府県名

秋田県

面積

11,661km2

人口

93万人

地形

東側県境を奥羽山脈と那須火山が縦走し、八幡平、秋田駒ケ岳、栗駒山の諸火山と十和田湖・田沢湖の両カルデラ湖を形成している。

奥羽山脈の西には日本海側を南北に出羽山地が並走しており、鳥海火山帯に属する主峰鳥海山(2,236m)は東北第二の高峰である。

県北には花輪、大館、鷹巣、県南には横手盆地が形成されている。

低平地27%、山地44%、その他29%で構成されている。

これらを貫流するように、一級河川の米代川、雄物川、子吉川が流下している。

地質

「秋田県の地質概況図」に示す。

青森県、岩手県との県境付近に分布する古生代の粘板岩類と大平山中心とする中生代白亜紀の花崗岩類を基盤とし、新第三系や第四系が広く分布している。

新第三系は、主に緑色凝灰岩で特徴づけられる火山岩類と堆積岩類に大別される。

火山岩類の分布域では、火山活動に伴い熱水変質帯を伴う金属鉱床が多数胚胎している。

気象

典型的な日本海気候で、年間の寒暖差は30度を越えるうえ、年間の降水量は沿岸内陸部で1,6001,700mmとなる。

期別的にみると、暖候期は南東の風で晴れた日が多く、最高気温は30度に達する。一方、寒候期は12月から3月前半までは強い北西の風が吹き、深い降雪と厳しい寒さに見舞われ、内陸部の降雪量は2m近くに達する。

その他特徴

地すべり分布と特徴

「秋田県の地すべり危険箇所、防止区域」

「秋田県の地質別地すべりの特徴」

対策事業の実施状況

所管区分

箇所数

区域面積(ha)

2022331日現在の県の地すべり防止区域は左表の通りである。

国土交通省

      84

  2,528

農村振興局

      31

  1,776

林 野 庁

      84

  3,083

合  計

     197

  7,325

掲載号(「斜面防災技術」に紹介された地すべり地)

Vol.22,No.2(1995年,通巻65)

(農村振興局所管)八木山地すべり、大台地すべり

Vol.28,No.3(2002年,通巻84)

(国土交通省所管)狼沢地すべり、砥沢地すべり、猿田沢大ナコ地すべり

Vol.43,No.1(2016年,通巻126)

(農村振興局所管)下吹地区、堪忍沢地区

Vol.50,No.2(2023年,通巻148)

(国土交通省所管)神成地すべり、小渕地すべり